FFⅦはやり込むほど遊び方が変わる 10周プレイした感想まとめ
FFXVが発売されました。FFのナンバリングタイトルが発売されるたびに僕の胸は踊ります。
僕が11歳だった、我が家にプレステとFFⅦがやってきた日。完全に人生が狂った日。
ファミコン、スーファミにも狂いに狂った僕ですが、FFⅦをプレイした時のワクワク感は異質でした。
スーファミで経験してきた平べったい画面と何か違う、FFⅦはなんか”斜め”だし”奥行き”がある。
CG映画でしか見たことのないような映像美の中を自分の意思でグリグリと走り回れることに興奮しまくったなあ。
映像クオリティによる初見の衝撃もさることながら、僕にとってFFⅦの魅力は「その全て」でした。
初見の感想ダイジェスト(11歳)
- テロリストとして発電所を爆破する?やめた方が良くない?
- あ、神羅カンパニーが悪いのね。え、魔王の手下とかじゃなくて会社が諸悪の根源なの?
- こんだけプレイしたのに、今からワールドマップなの?ボリュームやばたん
- てかクラウドって何者よ。セフィロスつえええええ!
- 一生ゴールドソーサーいれる。もうストーリー進められないかも
- え、エアリスさん?まじで復帰なし?
- え、クラウド離脱?リーダーがティファでもシドでも違和感だよ!イヤだよ!
- 一生チョコボで遊べる。もう全クリ無理かも
- 大空洞行くの怖すぎ。一生レベル上げフェーズのまま終わりそう
- 案の定大空洞の難易度高すぎ。こんなボリュームのラスダン見たことないし
- パーティー二分割!?レッドⅩⅢとか育ててないですけど…
- 全クリした。けどまだFFⅦの世界から抜けたくない。このままもう一周やるか
中二なクラウドと、変にリアリティのあるストーリー構成が斬新ですっかりのめり込んでしまった。
授業中は息もできないくらいにFFⅦがしたくて、成績もぐんぐん下がっていった思い出。
2〜5週目感想ダイジェスト
@インターナショナルwith解体新書(11〜18歳)
- あ、クラウドが神羅兵だった付箋がここにもあそこにも
- え、ユフィとヴィンセントとか聞いてない
- え、マイティガードとか反則じゃん
- 金策のために極力ぜんたいかを育てる
- ざ、ザックスーーーーー!!!!ザックス!!!!ザックス!!!!→クライシスコアへ続く
- え、マテリア成長3倍武器とか聞いてない
- ナイツオブラウンドとか聞いてない。他の召喚獣の立場って一体
- 超究武神覇斬とか聞いてない他のリミット技の立場って一体
- マスターマテリアか…やるしかないやん
- エリクサーちょうだい!
- セフィロス討伐は流れ作業
クリア後の残尿感がすごくて、「まだやり残したことがありそう」と強烈に思わせてくれました。
ボリュームが増えたインターナショナル版をゲットし、公式攻略本の解体新書を片手に、やり残したことを全て拾い集めた。
6〜10週目感想ダイジェスト
@インターナショナルwith解体新書(19〜25歳)
- ウェポン戦までは基本レベル上げナシでいける
- 基本ドン・コルネオイベントは満点の出来にして挑む
- ユフィはジュノンの森で仲間にするのは基本
- デートイベントは基本ユフィ。このイベントにはエンディング以上の価値がある
- 大人になったせいかザックスのイベントで泣くようになる
- 好きだからユフィ、強いからシド。この布陣は譲れない
- レベルカンスト後、もはや全クリしない
この辺はFFⅦのすごさを再認識するためのルーティーンとしてプレイしていた。
ゲームバランスの秀逸さや、スピンオフ作品との関連性にただただ感動した。
FFに狂い続けた10代
そんなFFⅦの衝撃以来、Ⅷ〜Ⅻまでのナンバリングタイトル(Ⅺ除く、Ⅹ-2含む)は死に物狂いでプレイしてました。
発売日の朝5時にコンビニで購入して、クラスで誰よりもストーリーが進んでいる状態じゃないと気が済まなかった。
「あれ〜DISK2行ってるの俺だけ〜?」
と、恍惚の表情を浮かべながら仲間と話し込んでいた10代。たとえ、世の中の評判が「Ⅶ以上の衝撃はない」みたいな冷たい反応でも、僕にとっては全て最高の作品でした。
たぶん、深層心理では「Ⅶは超えないなあ」と思ってプレイしていた作品もあったと思う。けど、ナンバリングタイトルを否定することは、僕にとってⅦを否定することのように思えてはばかられました。
元カノをdisることは自分の人生をdisることと同義、そんな男心と似たようなもんですね。(俺だけ?)
FFXVは買いませんでした。そんな大人になってしまった
掲題の通りです。僕はXVを発売日に買いませんでした。そんな大人になってしまった。
プレステ4高いし、ボルダリングもやりたいし、ブログも書きたいし、まだドラクエⅩやってるし…と、買わない言い訳はいくらでもあるけど、要するに人生におけるFFのプライオリティが下がってしまったんです。
この事実に僕は泣いています。寝食を忘れて熱中したものに、もう
熱中できていない自分。
人生のバランスを取ろうとして、逆につまらない人間になってしまっていないかすごく不安な気持ち。
心が整っていない。やりたいことに全力を出せていない。そんな闇が自分の心にあることを、XVの発売日は気づかせてくれました。
もしXVを買ったら、あの時の気持ちで寝食を忘れてプレイし続ける自信があります。でも買ってない。ワイはどうしてしまったんや。
ちょっと心の旅に出ます。