ゲストハウスは将来、ホテルよりも高額になる


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尾道のゲストハウス「あなごのねどこ」に居候して生活し始めて、はや1ヶ月経ちました。
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来る日も来る日も布団を干したりトイレを掃除しながら、物思いにフケる毎日を過ごしています。
心のゆとりができたせいか、サラリーマン時代には考えなかった「未来」のことについて想いを馳せる時間が増えてきました。

10年後、ゲストハウスってあるのか?

そもそも、ゲストハウスの良いところってなんでしょうか。一般的に言われているのは「宿代が安い」「旅人同士の交流が面白い」といったところでしょう。
前者の「宿代が安い」というのはホテルに比べてという話ですよね。お堅い表現をすると差別化ってやつでしょうか。ホテルよりゲストハウスの方が安いから、少しでも長く旅をしたい旅人にとってはゲストハウスはニーズが一致します。
視点を変えてみると、テクノロジーの爆発的な進歩がホテル業界に訪れています。福岡ではIoTバリバリのホテルができて話題になったりしました。
IoT体験型スマートホステル<&AND HOSTEL>が福岡にオープン!
また、ホテルの人件費の多くを占める「清掃」なんていうのは、ロボットの得意分野なので清掃員さんの仕事はみるみる減っていって、近い将来にゼロに近づくと思います。
人件費を激減できたら、そのぶん宿泊費は安くなります。10年も経てばマジでお掃除ロボットが全部やってくれてもおかしくない。
ゲストハウスの素泊まりの相場が3000円だとして、お手頃なホテルの相場は5000〜6000円です。清掃にかかる人件費を仮にゼロにできたとしたら、あれ?ホテルの方がゲストハウスより宿泊費が安くできちゃうんじゃね?という話になってきそうです。
おいおい、ただでさえゲストハウスは施設の面でホテルに劣っているのに、値段でも負けちゃったらどうするんだ?10年後にゲストハウスって必要とされてるのか?
なんて思いながら布団をパンパン叩いています。

ゲストハウスにしかできないこと

先進的なホテルは組織だってテクノロジーを導入していきます。IoTやロボットが活躍しやすいインフラを整えた施設さえ作れば、夢の低コストホテルの出来上がりなわけです。
もし10年後ホテルに革命が起こって、ゲストハウスの「宿代が安い」という差別化がなくなったとします。それでもゲストハウスがこの先生きのこる術はあるのでしょうか?
もちろん、生き残れると思います。ホテルより高くても泊まりたい「個人」の魅力があるから。
でも、個人の良さを引き出すための手段はそのゲストハウスによってまちまちです。ゲストハウスにはオーナーの性格がモロに出ますからね。量産できるロボットに人は集まりませんが、「人が集まってくる人」っていますよね。
airbnbなどが流行ってゲストハウスブームではありますが、今後は魅力的な個人がオーナーをやっているゲストハウスが生き残るし、稼げるようになるんだろうなーと思った次第です。
清水富美加さんがゲストハウス開いてくれたら行くのになあ(雑なオチ


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