と、まあ僕はその群発頭痛が持病でして、そして今ちょうど症状が出ているところです。不幸自慢ってわけじゃないんですが、ブログのネタにもなるし、症状とか予防法、発症した時の対策とかについて簡単に書いてみます。

でも心配しないでください。僕はこの頭痛が原因で自殺もしないし、毎日楽しくて仕方ないので同情とかしないで大丈夫です。

群発頭痛持ちだからといって、年中死にたくなるような頭痛に苛まれているわけではありません。群発頭痛は英語で”cluster headache”と言うくらいで、ある一定の期間に集中して頭痛が発症します。

【いつ】

一般的には、数年に一度の周期でやってきます。周期に入ると、1〜2ヶ月くらい症状が続きます。1日に一度くらい1〜2時間だけ頭が痛くなります。

また、お酒を飲むと必ずと言っていいほど発症します。僕と長年親しい人は知っているかもしれませんが、この大酒飲みの僕が突然「今日は飲まない」と言い出すのは群発頭痛の周期に入っているからです。お酒飲みたいけどガマン。

【どんな痛み】

じっとしていられないほどの痛みなので、仕事とかはしていられないです。可能な限り横になって休みます。光がチラチラして気になるので、僕は目にタオルなどをかけちゃいます。

「群発頭痛」でググるとすごい画像が出てきます。手のひらサイズの小人が人間の眼球に手を突っ込んでいるイメージ図なのですが、まあ言い得て妙といいますか適切に表現されていると思います。エグいから画像見たい人はググって見てくださいw

【病院】

初めて発症したとき普通の内科に行ったのですが、これが不幸にも群発頭痛を知らないお医者さんででして、ただただロキソニンだけ処方されました。群発頭痛にロキソニンをはじめとした痛み止めは効きません。（気休め程度にはなるかもしれませんが）

このくらい一般的には認知度の低い症状なんです。なので、群発頭痛を発症したかもと思ったら内科ではなく「頭痛外来」をやっているところか「脳神経外科」がオススメです。

【予防】

群発頭痛はハッキリとした原因がわかっていません。なので、専用の薬などがあまりありません。

僕はいろんな頭痛外来や脳神経外科に行きましたが、予防薬として処方されたのは「ワソラン」という元々は不整脈の薬と、「呉茱萸湯（ゴシュユトウ）」という吐き気や偏頭痛の予防に使われる漢方薬です。

僕の場合、平常時の脈拍が60を切る時がありいわゆるスポーツ心臓だそうです（持久走遅いけど）。脈拍が低い人がワソランを投薬すると、脈拍が40台になっちゃったりするのであまりオススメできないとお医者さんに言われました。

呉茱萸湯の方は、まあ漢方なので効いてるのかどうかわからないのですが、一度の発作時の痛みのMAXが和らいだ気がします。気がする程度です。

【発症したら】

発作が始まってしまったら頓服薬を飲みます。「イミグラン」という薬です。ジェネリックだと「スマトリプタン」。

前述の通り、発祥が始まるとまずは弱い痛みがきます。「ん、きたかな？」と思ったらなる早で頓服薬を飲みます。僕の場合、痛くなってから投薬しても効きません。

人によっては毎日発症する時間が決まっている場合があるそうです（僕はランダム）。なので、発症しそうな時間帯にあらかじめ頓服薬を飲んでおくとお守りがわりになります。

医者に行ってイミグランを注射してもらうという方法が一番効果てきめんらしいのですが、頭が痛いのは1〜2時間なので注射してもらうまでに治りそうだなーと思ってやったことはありません。

裏ワザとしては市販の点鼻薬をうつ、という方法があります。点鼻薬の成分表を見ると「リドカイン」という成分が入っているものがあります。これは局所麻酔の成分で、本来は鼻炎の痛みやかゆみを和らげるものです。が、鼻の奥というのはちょうど群発頭痛で痛くなる部分に近いので、うまくいくと嘘みたいに頭痛が治ることがあります。やってみる価値はあると思います。

気休めですが、こめかみに冷えピタを貼る、首をマッサージする、こめかみにメンソレータムを塗る、酸素を吸う、などなどの方法があるそうです。僕は効いた感じしないけど。

周囲の人に理解してもらおう

こんな感じで、簡単ではありますが症状を書いてみました。

これといった予防法がない、痛くなると頓服薬が効かない、そもそも原因不明、などなど厄介な病気です。珍しい病気なので、近しい人には群発頭痛について説明をして理解をしてもらってください。ちゃんと理解がないと、サボりがちだとか、メンタル弱いやつだとか誤解されてしまいかねないですし。

この記事が少しでも群発頭痛の理解に役立てばいいなと思う次第です。

さっさとAIが発達して頭痛の原因つきとめてくれればなあ（雑なオチ