男子目線で「バチェラー・ジャパン」のウラを想像してみた
【※ネタバレなし】いやー面白かった。バチェラー・ジャパン。「独身イケメン金持ちの久保裕丈さんを25人の美女が奪い合うリアリティショー」なわけですが、見る前から何が起こるのかだいたい想像はつきますよね。そして実際に見てみても想像通りの出来事が起こるんですよ。
もうツッコミどころだらけで、逆に突っ込んだら負けな雰囲気。
個人的な”オモテ”の感想は以下の感じ。
序盤は久保さんのカンペキっぷりが面白くて仕方ないんです。ところが、中盤にかけて久保さんのカンペキっぷりは「無味無臭」に変化していきました。「今日は女性の素の部分が見れて嬉しかったです」とか優等生発言ばっかりする透明人間になってしまう。
その代わりに目立ってくる女性陣のマウンティング。もやは「久保さんをゲットしたい」ではなく「あの女に負けたくない」が彼女たちの目標になってくる。視聴者としても美人は3日で飽きるので、キャラの濃い女性陣が高カロリーな火花を散らす姿を指の間から見てしまうオモシロさがありました。
これが”オモテ”の感想。今回は男子目線で見て僕が感じた”ウラ”の部分を書いて見ようかと。
前提として、久保裕丈さんはバッチリすごい人
番組内では「ECサイトを売却」と紹介されていた久保さん。怪しいセレブかと疑いたくなりますが、どうやら立派な成功者のようです。
バチェラー久保裕丈が創業のミューズコーをオールアバウトが買収
生活総合情報サイト「オールアバウト(All About)」を運営するオールアバウトの100%子会社、オールアバウトライフマーケティングが5月11日、ファッションEC「ミューズコー(MUSE&Co.)」を運営するミューズコーを子会社化することを発表した。買収額は5000万円。
(中略)
「ミューズコー」は「バチェラー・ジャパン」出演で話題となった久保裕丈ミューズコー前社長が12年5月にスタートしたウィメンズ向けのECサイト。掲載ブランド数は2000以上、会員数100万人をほこる。ミューズコーは2015年3月、ミクシィが17億6200万円で全株式を買収したことで子会社となったが、今年1月にマネジメント・バイアウト(MBO)によって全株式を買い戻していた。久保前社長は15年の自社株売却後に同社を離れている。
作ったサイトをミクシィに17億円で売って、そのまま会社を離れているようです。パネー。
facebookで久保さんのページを見てみましたが、IT界隈の共通の友人がいたので、本当にIT界隈の人なんですね。疑ってすまんかった。
バチェラー・ジャパンは久保裕丈の壮大なPDCAである
そんな久保さんの番組内の立ち居振る舞いを見てると「社交好きなゼネラリスト」という印象を受けます。固すぎない紳士っぷりと、万人に話を聞かせるスキルを両立しています。ビジネスもさぞかしやり手なんだろうなあ、と。
ん、ビジネスがやり手…?
ここがちょっと引っかかります。
ビジネスがやり手、しかもITビジネスが久保さんの専門だったわけです。そしてバチェラー・ジャパンはAmazonでの配信…
おそらく久保さんはこの企画を受けた時点で、Amazonプライムビデオの集客&マネタイズモデル、そしてバチェラー・ジャパンのどこがオモシロさの肝なのかを”Amazonの中の人”の目線で理解したのではないでしょうか。
そして自身で描いたAmazonプライムビデオのビジネスの成功プランを”演者”としてアクションすることで、どんな結果が跳ね返って来るのかを知りたくなったんじゃないでしょうか。
久保さんはモデルプレスのインタビューで、この企画に挑戦することについてこう答えています。
こういった番組に出演することに対して、世間からネガティブに見られることもあるだろうという不安はあります。しかし同時に、日本でまだ誰も経験したことのない、チャレンジの機会を与えていただいたことは非常に光栄に思います。
純粋にこう思っているんじゃないでしょうか。新しいこと(ビジネス)に挑戦して、その結果が知りたい、と。
久保さんは根っからのビジネスマンでありながら、番組の完パケも想像したうえで振る舞える稀有な存在と言えるでしょう。
「壮大なギャグ」のリスクは結婚
ここまではビジネス面での久保さんの内面を想像してきました。ここからは男同士の飲み会での久保さんを想像してみます。
もし、僕の友達がバチェラーとして出演していたら、毎回死ぬほど笑うでしょう。「アイツが!25人の女の子と!イチャイチャしてる!しかもネット配信で!」と。
そして放送終了後に飲みに誘います。「実際どうだったん?」と聞くために。
男同士の居酒屋で、しかもカメラが回っていない状態で、久保さんは何を語るんでしょうか。まさか「今まで誰も挑戦したことのない〜」とか「女性の素の部分が見れて〜」とか絶対言わないですよね。
バチェラーに出演した話をツマミに酒を飲む。最高ですよね。バチェラー自身も友達にネタを豊富に提供できて嬉しいはずです。
そう、オモテから見たバチェラー・ジャパンは壮大な婚活ですが、ウラ(男友達目線)から見たバチェラー・ジャパンは男友達に向けた壮大なギャグなのです。
壮大なギャグにはリスクも付きものです。久保さんにとってのリスクは結婚すること。普通に考えて、あんな大味な婚活だけで結婚を決めるなんてのはリスクの塊です。まあ、久保さんくらいの成功者になると、バツがつくくらいファッションみたいなモンでしょう。若気のいたりで彫ったタトゥーと同じです。
僕はいくらちゃん推しでした
とまあ、誤解を恐れないクソッタレ男子によるバチェラー・ジャパンの考察でした。
ちなみに僕の推しはいくらちゃんこと飯倉早織さんでした。
【飯倉早織】26歳/レポーター/埼玉出身 「恋愛においては積極的なタイプではないのですが、印象に残るアプローチでローズを受け取れるよう頑張ります!」詳細プロフィールはこちら✨ https://t.co/6OdmIt83c4#バチェラー #バチェラージャパン pic.twitter.com/c2HZY2EIGL
— バチェラー・ジャパン【公式】Amazon (@BachelorJapan) January 26, 2017
誰かAVデビューしないかな〜(雑なオチ
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