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今年は会社を辞めて田舎を旅したりしてたので、読んだ本も自然と「田舎暮らし」とか、「自分らしさ」みたいな本に偏りました。

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そんな中、ふだん読まないタイプの本もいくつか読んでみてヒットが多かったので、そちらを紹介します。

これらを読んで僕自身、かなり読書の幅が広がりましたので、読む本が偏ってしまいがちな人に参考にしてもらえればいいかと。

十角館の殺人/綾辻行人



むちゃくちゃ久しぶりに読んだミステリー小説。読んだ人が口をそろえて「あの一行は衝撃だった」と語るので、読まずにいられなくなり購入しました。作者綾辻さんは「孤島で密室」ジャンルを書かせたら天下一品の人らしく、ミステリー初心者の僕でもみるみる引き込まれる抑揚のある構成は圧巻でした。

ミステリーから遠ざかっている人、ミステリー好きだけどこれは読んでない人、誰にでもオススメできる珠玉の一冊です。



日本人はもうセックスしなくなるのかもしれない/湯山玲子・二村ヒトシ



日本人があまり目を向けたがらない性事情にとことんまで向き合った二人の対談本。僕らが聞いたこともないようなセックスの話から、深すぎる恋愛の話まで、これほどハイライトを引きまくった本も珍しかったです。

のみじょし/迂闊

のみじょし(1)
迂闊
竹書房
2015-07-04


今年ほんのりブームになったアラサー女性の恋や悩みが上手にまとまった漫画。アラサー男性が知らない女性のリアルな悩みをてらいなく表現していて勉強になりまくります。

飲みっぷりのいい女性が好きな男性も多いと思うので、著者の意図とは違うかもしれないですが、僕は登場する女性キャラクターにちょっとずつ萌えながら読めました。

作家の収支 /森博嗣



ドラマ化もされた小説「すべてがFになる」をはじめとするヒット作を世に送り出した作家、森博嗣さんが、赤裸々に、かつ淡々と物書きで得た収支を公開しまくる珍作。あえてフェアに書かず、作者の主観で語られる収支の内容は興味深いの一言。

物書きという職業に興味のある人は必読の一冊。

グーグル ネットの覇者の真実/スティーブン・レヴィ

グーグル ネット覇者の真実
スティーブン・レヴィ
CCCメディアハウス
2012-08-31


Googleの本は星の数ほどありますが、この本ほど深く取材された本はないと思います。IT周辺で働いている人ならば楽しく読めるし、体系的にGoogleの軌跡が記されています。いわゆる「意識の高い本」とも言えますが、Googleの遊び心や理念・ビジョンを知ることはとても心が踊るので、読むだけで明るい気持ちになれる本でもあります。

LIFE PACKING2.1 未来を生きるためのモノと知恵/高城剛



家を持たずに世界を転々と旅しながら働く高城剛さんのカバンに入ってるモノが全てレビューつきで紹介された一冊。トコトン軽さや利便性を追求する彼ならではの視点は、日本でしか暮らしたことのない僕にとっては衝撃の連続でした。

利便性を追求する割に、炊飯器を二つ持ち歩いたり、ドローンは紙袋に入れて持ち歩いたりと、氏の変人っぷりもいかんなく味わえる良作です。

むだ死にしない技術/貴文 堀江

むだ死にしない技術
堀江貴文
マガジンハウス
2016-12-20


会社を辞めてからというもの、健康的に長生きすることに急に興味を持ちました。世界は今、空前絶後の技術的変革期にあるので、それを全て見終えるまでに死んでしまってはもったいなさすぎます。

ピロリ菌など、問題であるにも関わらず認知されていない問題について、エビデンスに基づいた予防策をホリエモン節で紹介されています。健康だと思い込んでいても、読んでおかないと損な一冊です

善人ほど悪い奴はいない ニーチェの人間学/中島 義道



衝撃的なタイトルですが、哲学書としては内容も衝撃的です。最初に「善人とは大衆である」と定義してしまう乱暴っぷりではありますが、語っていることは一理あります。

身の回りに「善人の顔をした嫌いな人」っていますよね。そんな人がパっと思い当たるならば、読んでみて損はないと思います。ただ、かなり作者のバイアスがかかった作品なので「あくまでも作者の意見である」ということを念頭に置きながら読むことをオススメします。いろんな意味で面白いですよ。

〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則/ケヴィン・ケリー, 服部 桂



これまでにも何回か書評しましたが、あらためてオススメ。近い未来に訪れる「不可避」な革新を12のカテゴリに分けて解説しています。大げさな言い方になりますが、この本にピンと来てない人はヤバいです。革新的なテクノロジーの変革がきたとしても、その波に乗れる謙虚な姿勢と最低限のリテラシーがなければ、そのテクノロジーはあなたにとって無に等しい価値になってしまいます。

IT関連に明るい人ならばスイスイ読めますが、そうでない人でも、苦労しながらググりながら無理矢理にでも読んだほうがいいです。