job_programmer
最近、Webデザインの専門学校に通っている僕ですが、実はこのカリキュラムは「職業訓練」です。つまり失業者が就職するためのサポートとしてハローワークが提供しているプログラムなんです。

まあ、どんな形にせよ大学卒業以来、久々に週5日学校に通っているわけです。

生徒はみんな失業者なので、当然オトナです。オトナだけの教室でおきる人間模様はまあまあスパイシーでして、思う所があったので筆を執ってみました。

一貫して言いたいのは、「教育」と「仕事」の間には深くて暗い溝があるってこと。日本の教育ヤバい。

「生徒」として優秀であろうとするオトナ達

Webデザインを学ぶってのは何をするのかというと、イラストレーターやフォトショの使い方から、HTML、CSS、Javascript(Jquery)などのプログラミングの練習が主になります。

授業自体は淡々と丁寧に進んで行きますが、僕は元々このへんの分野に興味があったので楽しみつつ学べました。

授業のおかげでブログのロゴをリニューアルできたり、簡単なデザイン変更ならばコードを見て自分でいじれる程度にはなったので大歓喜です。ライブドアブログからWordPressに引っ越して好き勝手デザインをいじってみたい気持ちも芽生えたりして…

生徒がマジメすぎてヤバい

僕の席は一番うしろなので、みんなのPCのモニターが見えます。授業中、みんなのPC画面を見てビビりました。

全員、先生がプロジェクターに映している画面と同じ画面を開いています。いや、それが普通なんだけど。ドラクエ11の攻略サイト開いてるのはぼくだけなのです。

そして先生が用意した猫ちゃんの画像を先生が言った通りに
#neko {
width: 300px;
border: 1px solid #000000;
}
なんて書いちゃってるわけです。マジメだなオイ!

cat_mikeneko2

ぼくは新しい記述を習った時には、好きな画像で、好きな色で、好きなレイアウトでそれを試しますが、ほとんどの生徒は先生が記述したまんまの記述をしています。like a 写経。

生徒はモチベートされず、ただ「減点」されないように頑張る

授業ではツキイチくらいで課題の提出があって、今まで①ロゴの作成、②架空のスマホサイト作成、③自由なサイト作成&プレゼンがありました。

ただ悲しいことに、課題は提出するだけで終了で、先生からも生徒からもフィードバックはもらえず、評価はしてもらえません。

評価されない代わりに、チェックポイントを満たしていないと「減点」されます。提出日時から遅れる、指定の画像サイズと異なる、指定されたプログラミング要素を使っていない…などなど、小学生並のハードルの低さです。

一番ナゾだったのは、他人のプレゼンに必ず「2回以上質問しなければならない」というルールでした。

jugyou_fukei


架空の串カツ屋のサイトを作った人に「オススメの串のネタはなんですか?」と質問する人がいたりして、自分が何を学んでいるのかわからなくなりました。

要するに、モチベーション低い前提の生徒を無事に全員卒業させることがハロワの目的になってしまっているんですね。新しい技術への挑戦とか、クリエイティビティの向上といった目的を持っている生徒はポカーンな状態になります。

てか、減点されたところで実質的なペナルティは無いんだけどね。


いまだに残るレガシーなシューカツ対策

ハロワ主催のクラスなので、ツキイチくらいでシューカツ対策の授業があります。




とまあこんな調子で、まだこんなことやってんのかよ!ってレベルのシューカツ対策でした。

mensetsu_taido


ITベンチャーとかの面接でリクルートスーツ着こんで「失礼します!ペコッ(最敬礼)」とかやったらその時点で落ちそうな気もしますが、この日ばかりは心にフタをして最敬礼の練習をしました。


職業訓練の常識を携えてシューカツに挑む求職者たち

生徒たちはホントにマジメな人が多いです。つまり、減点されない立ち回りと練習を重ねた最敬礼が得意な人材。

巷に蔓延っているこの「減点法」は特にヤバくて、「減点されまい」と必要以上に緊張してしまう人を大量生産してしまっています。

kinchou_man

逆に「ワイの能力をどう評価してくれるんや」というプラス方向のモチベーションを持ってシューカツに挑んでいる失業者ってどんだけいるんですかね。

職業訓練という制度はスバラシイけど、オトナが自主的に通っている授業で「減点法」が用いられてしまっているのは悲しいです。

しかしながら個人的には、初めてプログラミングの世界を垣間見ることができて感動した次第です。

次はjavascriptの授業を受けたいからPolcaで資金集めるかー(雑なオチ