「死に物狂いでがんばって!」と言われた僕が、珍しく死に物狂いでがんばったたった一つの理由
お恥ずかしい話ですが、免許の更新をし忘れたためにゴールド免許を失いました。
合法的オレオレ詐欺で手に入れた免許
思えば大学生の時、おばあちゃんに「就職に有利になるからマニュアル免許が欲しい」と合法的なオレオレ詐欺で取得した免許。
結局、就活でもコレといって有利に作用することなく、実質的に学生証なきあとの身分証明書としてだけ使われてきました。
という思い入れもあり、僕にとって免許証はおばあちゃんの形見(※健在です)と申しますか、罪悪と愛着と絆がないまぜになった象徴的なアイテムなんです。
そんな免許証が更新忘れで失効…なんて口が裂けてもおばあちゃんに言えないわけです。
絶望しながらググってみると、「更新期間が切れて一年未満だったら、仮免許だけはくれてやる」と書いてあるじゃないですか。仮免でも無いよりはあったほうがいいよね。
で、府中免許センターまでおもむいて仮免許を発行してもらい、再度、学科試験と技能試験にチャレンジしようと心に誓ったのです。
死に物狂いでがんばって!と怒鳴られる
しかし、そんな誓いも時がすぎるにつれて脳みその奥の方のタンスにしまわれ、だらだらと月日だけが経っていきました。
そしてあっという間に仮免許の有効期限が今月いっぱいまでに迫ってしまい、いよいよヤバい状況になってきたので、ついに今日学科試験を受けに府中免許センターまでいってきました。
朝、なかなか布団から出れなかったせいで、到着が試験受付の直前になってしまいました。
婦警さんが大声で「試験の受付されてない方〜〜〜〜〜!いませんか〜〜〜〜〜?」と結構な剣幕で怒鳴っていたので、おそるおそる「ハーイ」と手を挙げてみると。
「え!早く書類書いて受付すませて!」
「もう受付時間終わってるんだから!」
「ほんとはもうダメなんだよ!」
「ほら、早く!」
「死に物狂いでがんばって!!」
とまくし立てられました。
オトナの人にこんな剣幕で面と向かって怒鳴られたのが久々だったこともあり、ドーパミンがドバドバになった僕は、いつもの3倍くらいのスピードで書面に筆を走らせました。
脳内のドーパミンはドバドバと音をたてて僕の深層心理にたどり着き、古びたタンスの潤滑油となって思い出の引き出しをバタバタと開けました。
思い出した。この仮免許は首の皮一枚でつながったおばあちゃんとの絆であって、遅刻なんていう凡ミスで失ってはいけないんだ。何があっても学科試験の受付を完了せねば!死に物狂いでがんばるんだ!今がその時じゃないか!
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とはいえ勉強してこなかった問題
まあ、そんなこんなで受付は問題なく終わりました。
受付終了から試験開始まで1時間くらい待たされたんで、婦警さんのあの煽りは一体なんだったのか、と思わないでもないですが、試験へのモチベーションは爆上げされました。
ただし、モチベーションが上がったところで「全く勉強せずに学科試験に挑んでいる」という事実が覆るわけでもなく、たぶん落ちるだろうなーと思っていました。
ところがドッコイ、結果は合格。
死に物狂いで受付書類を書いたのを神様は見ていたんでしょうね。導かれるように正誤の分かれ道を走りきりました。
なにせ僕はTOEICのスコアが365点と、まさかの期待値割れしているほどマークシートとの相性が悪いので、この結果は奇跡としか言いようがありません。
この一連の小話を仕事に置き換えて話すとしたら、やはり「絆はがんばりを生み、がんばりは良い結果を導く」ということでしょうね。
仕事に置き換える必要あるぅ〜〜!?(雑なオチ