誰の人生と比べたら、あなたは幸せを感じられますか?
嬉しいことに、いろんな人から「無職おめでとう!ご飯でもどう?」と声をかけてもらっています。
このお店を教えてくれたのは、僕と同じように脱サラして旅をしている女性で、丸一年使って東南アジアをミッチリまわったツワモノです。
旅の先輩として、東南アジアのおすすめスポットやその土地の雰囲気、人柄など、貴重な話が聞けました。インドって本当に道端で火葬してるのね
彼女は在職中まさにバリキャリで、美白と仕事に夢中だったにも関わらずよりによって東南アジアをバックパックするとは、思い切ったなあ、と感心しっぱなしでした。
友人が結婚すると頭をもたげる孤独感
ところが、食事の最後にこう言われました。
「太一がまだ独身で正直ホッとした」
とw
聞けば彼女は独身で、今まで旅していたもんだから結婚する予定もないそうで。
人生を変えるような旅をした。日々は楽しくて仕方ない。でも、友人が幸せになったと聞くと強烈な孤独感に襲われる。
うーむ。僕は友達がどんだけ結婚しても何も感じない(めでたいとも、妬ましいとも思いません)サイコパスなので全く理解できません。
ただひとつ、彼女に伝えたのは
「人と比べると不幸にしかならない」
ということです。
確かに、テンプレ的に「結婚は女の幸せ」とは聞きますね。(逆に「結婚は男の幸せ」とは聞きませ…ゲフンゲフン)
でも、人と比べて何になるんでしょうか。僕みたいな住所不定無職の男が独身であることと自分を比べてホッとしててもしょうがないですよね。
自分より不幸そうな人を見つけて安心するなら、東南アジアで旅してる時はさぞかし多幸感に満ち溢れてたことでしょうね。…とか言ってるとマジで全人類から嫌われそうなので撤回します。
人と比べてしまう人って、「幸せか不幸せか」のジャッジは自分ルールで決められているので、理屈で説得しようとしても平行線です。
「人と比べるのはやめろ!」と言い続ける、北風と太陽で言うところの北風的なアプローチではマインドは変えられません。
なので、内側から変化をうながす太陽的なアプローチをしてみます。
僕の持論として「考えがタコ壷化しそうになったら、意識の低い本を読もう」と言うのがあります。不幸になりそうな時ほど読書しましょう!
詳しくは
で書いてるので、よかったらどうぞ。
「自分は自分」と思える意識の低さを手に入れよう
人と比べないロウ・コンシャス・マインド(いま思いついた「意識低い系」の英訳)をゲットする本、たくさんあります。
僕がおすすめするのは、楠木建さんの書いている「好きなようにしてください」です。
「大企業とスタートアップで迷っています」「30代でいまだに仕事の適性がわかりません」「キャリア計画がない私はダメ人間ですか?」――
20代~40代から寄せられた仕事の迷いや悩みに対して、時に厳しく、ユーモアに溢れた視点で楠木建氏がアドバイスを送る。・人生はトレードオフ。その本質は「何をやらないか」を決めること。・環境の選択は無意味。「最適な環境」は存在しない。・趣味と仕事は違う。自分以外の誰かのためにやるのが仕事。……など仕事に対する“構え”について考えさせられる骨太の1冊!
楠木さんは経営学者で競争戦略の専門家なのですが、いい意味でのテキトーっぷりが魅力な方です。
この本は楠木さんにあらゆる質問が寄せられ、それに対してバッサバッサと「好きなようにしてください」と解答していくという痛快な内容です。
これって、質問者はことごとく人と比べて不幸を感じてしまっている人なんです。人のふり見て我がふり直せとは言いますが、他人が自分ルールの中で不幸のループに陥っているのを客観的に見るのって大切なことです。
もうひとつのおすすめは京大卒の高学歴ニートとして有名なphaさんが書いた「しないことリスト」です。
これが、ラクを極めた人の「頭の中」。所有しない、努力しない、期待しない…。本当はしなくてもいいことを手放して、「自分の人生」を取り戻そう。仏教の教えや哲学者の言葉などを引用しながら提案する「ラクしたい人」の脱力系自己啓発書!
働くことをやめて幸せに生きているphaさんの頭の中がのぞける一冊です。所有しない、努力しない、期待しない、などなど書いていますがこれもつまりは「人と比べない」ことを上手に実践して得ている幸福です。
僕もこの本に影響されて、最低限の服とPC以外のものはほとんど捨てました(家も捨てた)。phaさんの言う「しないこと」を実践してみると、街中に売っているもののほとんどが不用品に思えるようになりました。
心がとてもラクになる本なので、とってもおすすめ。
みなさんも、もっと自分を信じてあげて、幸せな自分ルールを作ってみるといいですよ。
いろんな人を敵に回したような気がするけど、それがブロガーってやつやろ(雑なオチ