「移住はフィーリング」ってみんなが言う理由がわかってきた
尾道生活もはや1ヶ月を過ぎ、それにともなう自分の変化に気がつきました。
住む場所を変えると自分も変わるなあ、とつくづく。
今僕が借りぐらししてる尾道は観光が盛んな街で、観光客向けの商売をしている人がたくさんいる。
だから尾道の若者は自分で店を持つことを「一大決心」というよりも「自然な流れ」として体現している気がする。僕も影響されちゃいそう。
尾道は観光客向けの商売は盛んなのに対して、尾道在住者に向けた娯楽(カラオケとかボーリングなど)はてんで見かけない。
喫茶店のママに「尾道在住の人は尾道で何して何して遊んでるの?」って聞いてみたら「ボーっとしてるんだよ」と言われた。ナットク。
そんなボーッとして過ごすのが当たり前の尾道の人々。派手な娯楽をしないせいか、とても穏やかでニコニコした印象だなあ。沖縄とちょっと雰囲気が似てる。
僕もその雰囲気に引っ張られて、毎日ボーッと過ごすのが板についてしまいつつある。(ブログ更新遅くなってる言い訳w)
尾道に娯楽がなくて、穏やかな人々が多いというのは、どこをググっても出てこない情報だったからやっぱり自分の目で見て感じたことの威力ってすごい。人って簡単に変われちゃうんだなあ。ああ、もっとボーッとしたい。
そう、尾道の人たちって穏やかにマイペースで生活しているから、僕もそのペースが感染してきているんです。
下調べは意味がなかった
尾道にやってきた理由は単純で、移住を題材にしたエッセイ漫画「0円で空き家をもらって東京脱出!」を読んで「尾道楽しそうだなあ…」と思ったから。そんだけ。
で、漫画の作者のつるけんたろうさんが兼業で店長を務めているゲストハウス「あなごのねどこ」に僕も住み込んでいるというワケ。
尾道に来る前はもちろん、尾道について色々ネットやらなんやらで調べました。海と山があるとか、お寺がいっぱいあるとか、しまなみ海道でサイクリングだとか、空き家再生プロジェクトが盛んだとか。
でも、実際に住んでみて一番僕にインパクトを与えたのは「人が穏やかでマイペース」ということでした。そしてたちまちそのペースに飲まれて僕もマイペース化してきている。
どんだけ下手に下調べしたところで、実際にその場所で生活してみないとわからんもんですねえ。
やっぱり移住先探しはフィーリング
移住した人に「なんでここに住むことにしたんですか?」と聞くと、かなりの確率で「フィーリング」と回答されます。
ちゃんと答えてくれよ。と思ったもんですが、今ならそれも理解できます。
その土地に足を運んで、そこで生活の片鱗を感じて、人と接してみないと絶対にわからないことがあります。
ググったり本読んだりしただけでブッツケ本番で移住するのはかなりヤバいです。移住を考えている人は、急がず焦らず、じっくりと興味のある土地を巡ってみてください。
夢見ていた土地でも「違うなあ…」と思うことがあるはずなので、そういうところはフィーリング的に”ナシ”と切り捨てちゃってOKです。
さ、ゲストハウスにあったワンピース(2〜16巻)でも読むか(雑なオチ