「働く意義とは」アベプラ出演後雑感

「働く意義とは」アベプラ出演後雑感


10月18日のAbemaTVニュース番組「Abema Prime」での企画「働く意義」に出演しました。みてくださった方ありがとうございます。

1ヶ月は無料で見逃し配信が見れるようなので、よかったらどうぞ。

簡単にこれまでの経緯とか、当日の雰囲気、言い残したことについて書いてみます。

 

きっかけはビジネスインサイダー「漂流男子」の記事

そもそも、ことの発端はTwitterでAbemaNewsのアカウントから出演依頼をいただいたことです。んで、なんでAbemaさんは僕のことを知ったのかというと、ビジネスインサイダーで僕を取り上げた記事を読んだからだそうです。

どうやらこの記事、ヤフトピ載ったりNewsPicksのプッシュ通知飛んだりしてバズり倒したらしく、僕はちょっとした有名人になってしまいました。

さらにそもそもの話、「なんでビジネスインサイダーに取材されたんや?」って思いますよね。

これは僕が会社員をやってた時に広報としてビジネスインサイダーさんと接触していて、僕としては自社のプロダクトを記事にして欲しかったんですが、記者さんは「え、LINEとサイバーエージェント辞めて福岡に移住したって?君のこと取材させてよ」ってなったのがきっかけです。

絶対働きたくないわけじゃない

番組では「働きたくない代表」として出ていましたが、一応週に10時間くらいは仕事をしてます。これについて僕が一番言いたかったことをAbemaTIMESが取り上げてくれているので引用します。

箕輪氏の話を受けて、久野さんは「結局は働きまくっている箕輪さんと、働きたくない久野、という対立構造に見えるかもしれないが、僕は箕輪さんの本をめちゃくちゃ読んでいるし、求めているところは同じ。僕がなんで働きたくないかというと、箕輪さんみたいに、”これだ”っていう何かを見つけるため。暇にしていないと、それが見つかった時にすぐ飛びつけない。だから今、週10時間しか働いていない」と話していた。

 

僕がサイバーエージェントに勤めてた時代、まさに熱狂しながら働いてる社員と仕事を共にしながら、「ああ、おれは熱狂できない…この会社で浮いてるツライ…」と思う一方で、熱狂できてる社員のことを羨ましく思っていました。

僕もいつかサイバーの社員とか箕輪さんみたいに熱くなれるものを探したい。そのためにはコンフォートゾーンを飛び出して慣れ親しんだ渋谷を離れるのがいいのでは、と思い立って移住に踏み切ったんです。

彼女はついてきたわけじゃない

事前の取材を受けた時にも話したのですが(放送はされなかったけど)、彼女は「僕の移住についてきた」わけじゃないです。僕が移住を考え始めた時、彼女は彼女で東京にいる意味が薄くなってた時期だったので、どちらともなく「じゃあ移住してみっか」というノリになっただけです。

細かい話ですが、放送でも「ついてきた」という表現は使われず「共感した」という表現になっていたので、取材してくれたディレクターさんの配慮を勝手に感じました。(彼女は「共感した」という表現でも「ついていった感」があって不服だったみたいですがw)

ビジネスインサイダーの記事がバズった時も、Twitterには「よく彼女がついていったな」的なコメントがチラホラありました。潜在的に「女が男についていく」と思い込んでる人が結構いるんだなーと。

箕輪さんがいい事言ってるのに酔っ払ってて説明できてなかった件

番組の終盤、若者にとって働く意味とは?みたいな話の流れになった時に、箕輪さんが編集を担当した「モチベーション革命」から引用して意見を述べ…ようとしたけど酔っ払ってて説明できてなかった部分がありました。代わりに僕が解説します。

モチベーション革命ではモチベーションの源泉を5つに分けています。

  1. 達成
  2. 快楽
  3. 良好な人間関係
  4. 意味合い
  5. 没頭

このうち、いわゆるミレニアル世代(1980年代以降の生まれ)か、それより年上かで重要に感じるモチベーションの源泉は異なる傾向があります。

上の世代がモチベーションの源泉にするのは「達成」「快楽」。

ミレニアル世代がモチベーションの源泉にするのは「良好な人間関係」「意味合い」「没頭」。

なんとなくわかりますよね。箕輪さんは「世代によって働く意味(モチベーション)って違うよね」と言いたかったのです(きっとそのはず)。

実は僕も全く同じ話をしようと思って台本にメモっていたのですが、他ならぬモチベーション革命の編集を担当した箕輪さんが自ら語るならそれがベストだと思って黙っていたんです。なのに尻切れトンボで話が終わったのでズコー!だったわけであります。まあ面白かったからいいけど。

放送後のエゴサーチはほぼ好意的

放送後、恐る恐る「#アベプラ」で番組の反響を見てみましたが、ほとんどが好意的なものでホッとしました。アベプラ見てるって時点で視聴者層が絞られているでしょうから、反対意見が山ほど出るとは思っていませんでしたが、「漂流男子の生き方もアリだよね」と受け入れられた気がして安心しました。

ビジネスインサイダーで取り上げられた時はもう少し否定的な意見も多かったのですが、それはきっとNewsPicksで拡散したから「働きたくない」とか言ってる若者にマウンティングしたいオジサンが湧いただけだろうとポジティブに解釈してます。

 

以上、スーパー銭湯に20時間近く滞在してて暇すぎたから書いたブログでした(雑なオチ