【博多出刃】魚専用バスタードソードを鋳造する唯一の鍛冶屋にお邪魔してきた
そもそもバスタードソードとは、ファイナルファンタジー7の主人公クラウドの愛用している武器で、先っぽが尖った変な剣なのである。
いきなり注釈から入ってしまい恐縮です。
友達から「福岡でしか作られていない出刃包丁を買ってきてほしい」とクエストを受けたのですが、思いがけず楽しいお使いだったのでブログにしたためておきます。
というわけで、天神からけっこう歩いたところにある『大庭鍛治工場』に行ってきました。
変わったカタチでなおかつ高性能な包丁を作ってる鍛冶屋で、知る人ぞ知る銘店みたい。ググってみるとチョイチョイいい感じの記事が出てきます。
キッチン道具というよりも農機具のような無骨さ。と思ったらもともと農機具を作ってたらしいです。納得。
ごめんください。魚専用の出刃包丁ありますかね。
「出刃は魚専用だけどいいの?」「諸刃だけどいいの?」と色々言われて怯みましたが、お使いを全うするために出刃包丁をいただきました。
工場内を見回すと、まじでイメージ通りの鍛冶屋でした。
こんなに様々な種類の掴む道具が…なんとなくワクワクします。
持ち帰ってじっくりとモノを眺めて見る。どう見てもバスタードソードだこれ。
これでもかというほど押し当てた感じの焼印。◆が4つあってモンベルみたいですね。
刃の部分。ここにもモンベルのマークが。刃先は指でつついただけでも相当の攻撃力を感じました。
コウジョウチョーからは「鉄だから手入れをちゃんとしなきゃダメだよ」とご助言をいただきました。ありがとう。僕が使うんじゃないけどね。
ちなみに、大庭鍛治工場はホームページもないし、ネットでも買えないみたいです。オンラインにどっぷり浸かってる僕としては、こういうネットでは味わえない体験をするのは新鮮で楽しいです。海ばっかり入ってないで足で情報を稼がないとなあ。
美容院で海原雄山みたいな髪型にされちゃったので、誰か僕をカットモデルに使ってください(雑なオチ