有り余る時間と読書について


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ゲストハウスの仕事は昼には終わります。午後は完全に自由時間。

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渋谷に住んでいたら散財していただろうけど、あいにく僕が住んでいる尾道は娯楽が全くありません。そして無職で貧乏暮らしをしているのでお金もない。

だがしかし、近所に図書館だけはあるんです。これは神からの「読書しとけ」という天啓だとしか思えません。実際、図書館がなかったらヒマ死にしていたでしょう。

今日は僕が最近どんな読書をしているかお話しようと思います。 


サラリーマン時代と変わった趣向

サラリーマン時代はとにかく「自由なライフスタイル」に憧れまくっていたので、人生変える系の本を読みあさっていました。

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僕はめちゃくちゃ影響されやすいタイプなので、 これらの本を読めば読むほど自分の人生が変わっていく感じがして面白かったです。現にこうして、会社まで辞めちゃって無職で図書館に入り浸る生活を送っているのも、本の影響がバカでかいです。

いざ会社を辞めてみると、読む本の趣向が変わりました。「人生変えようぜ!」という本は読まなくなり、その代わりに「私の人生こんな感じです」という本を好むようになりました。

「人生」というキーワードは引き続き残っているので、そこまで大胆な変化ではありませんけど。

要するに、他人の人生に興味が湧いてきたんです。「自分を変えたい」と内向きのベクトルだったのが、「みんなどうしてるの?」という外向きのベクトルに変わったというわけ。

エッセイとか自叙伝とかコラムが大好物な今日この頃。

主体性がなくなった

とにかく時間が有り余っています。集中力のない僕なので、同じ本を一日中読んだりできません。

となるといろんな本を同時に読み進めるんですが、そんなに読みたい本がワンサカあるわけじゃないのです。サラリーマン時代のストレスから解放されて読書に関する主体性がなくなってきました。

なので、人からオススメされた本はなんとなく読んでみることにしています。先日もゲストハウスのお客さんからオススメされた「腐る経済」は名作でした。パン屋さんがマルクス経済からヒントを得てパンを作るという、僕が書店で見かけても絶対手に取らないタイプの本ですし。


あとはマンガです。尾道の図書館は珍しくマンガが置いてあります。本棚一個ぶんだけの極貧ラインナップですが、「るろうに剣心」とか「バガボンド」とか「リアル」とか、なんとなく教養になりそうなマンガという基準で並べているんでしょうか。





てな感じで読書に関する主体性がなくなって、偶然性に頼って読む本をチョイスしています。これを機に読書の幅が広がってくれたら嬉しい限り。

リアル一気読みすると心がくたびれるわ〜(雑なオチ