父は食べるサラダTシャツを着た僕を見てどんな顔するんだろうか

父は食べるサラダTシャツを着た僕を見てどんな顔するんだろうか


いつも通り、海沿いのコワーキングスペースで本を読んでいたところ、父から「ご無沙汰、福岡なう」とLINEが。僕は父とはそこそこ仲が良くて、飲み歩いたり食べ歩いたりすることもしばしばある。

ちょうど読んでいた本のタイトルが『生きるとか死ぬとか父親とか(著:ジェーン・スー)』だったのもあり、オヤジどうしてるかなあ、なんてちょっと考えていた。

このブログは父と天神で落ち合う前にスタバで時間つぶしがてらに書いている。福岡に来るなら前もって言ってくれればいいのに、僕もいきなり誘われたものだから、今日のTシャツは自分で作った『食べるサラダ』Tシャツなのだ。突っ込まれ率が高いTシャツで我ながら気に入っているのだが、オヤジに突っ込まれるとなると憂鬱なものである。

僕は近頃、限りなくニートに近い零細フリーランスとして細々と生計を立てている。父に会うのは久々で、多分零細フリーランスになってからちゃんと話すのは初めてかもしれない。おそらく「最近どうよ?」という会話になるだろう。

零細フリーランスなのでもちろん裕福ではないのだが、そもそも家賃負担が月に2万円なので贅沢さえしなければ生活はできる。会社員時代にノリで買った20万円のゲーミングPCも今月でローンを払い終えた。ローンをノリで組んでからすぐに会社を辞めると肝を冷やすというのは教訓になったよ、オヤジ。なんて言っても酒がまずくなるだけか。

冗談はさて置いて、僕のインカムは多くないものの、PCさえあればどこでもできる仕事だけで生活できているのは意味が大きい。ただ、それをオヤジ世代に理解してもらうのはなかなか難しい。まあ、ノリで福岡に移住することを決めた時もオヤジと酒を飲みながら「モロモロ理解できないかもしれないけど、ヨロシク」なんてテキトーなことを言ったっけ。

零細フリーランスから黎明フリーランスに進化できたら軽自動車が欲しいと思っている。中古車のガリバーが運営しているフリマサイト『ガリバーフリマ』が超イケてて、10万キロ走ってない車でも5万円くらいで買える。5万円の軽自動車と聞いて、オヤジはなんて思うだろう。

 

近所の中古マンションが300万円で買えるんだぜ。

月2万円あればバンコクでホテル暮らしできるんだぜ。

漂流男子で検索したら俺が出てくるぜ。

Twitter繋がりでサーフボードもらったんだぜ。

ゲーミングPCでマイニングしても全然儲からないぜ。

オヤジもPUBGやろうぜ。

 

オヤジといろいろ話したいことはあるものの、果たして噛み合うのだろうか。僕が東京を飛び出してフーテン暮らしをしているうちに、すっかり思考がヒッピーになってしまった気がする。

まあ、ゴマサバと日本酒があればどうにかなるぜ(雑なオチ