あなたが普通にしていることは、他人にとって「突拍子もないこと」である
ゲストハウスのスタッフと話している時、こんな面白い会話がありました。
「IT業界って突拍子もない世界なんですね」とゲストハウスのスタッフさんに言われた。
逆に僕が今ゲストハウスを手伝って生活している事について、IT時代の仲間から「突拍子もないこと」と言われている。
人によって「突拍子もないこと」って違うから面白いなあ。
僕のいたIT業界って突拍子もない世界なんですかね。
話の発端はゲストハウスのスタッフさんが「サイバーエージェントって会社聞いたことある!」みたいに話しかけてくれたことでした。
そこから「会社の雰囲気は?」「飲み会ってハデなの?」「遅くまで働くの?」などなど質疑応答は絶えず、予想外に”IT業界”に興味を持たれていることを実感しました。
そもそも”IT業界”とは無縁の尾道の方々にとってサイバーエージェントとは、カタチのないモノを売って3000億円の売上を作って、さらに東証一部上場してて、おまけに社長が女優さんと結婚したり(してたり)、という話ばかりが先行して耳に入るので、実像を想像しにくいのもムリはない気がします。
今まで見ていた世界は小さかった
ITの仕事をしてた時は「これからはスナチャが来るね」とか「フィンテックは間違いなく伸びるね」とか、知らなきゃダサいくらいの剣幕で語ってましたが、尾道ではそんなのどこ吹く風。
イケダハヤトさんが住む高知県の集落にお邪魔した時も、周囲の人は「イケダ君?ああ、ブログやってるみたいだね。チェーンソー使うの下手だけど」みたいなノリでした。
ひとつの世界に長くいすぎると、その世界がこの世の全てに見えてきちゃいます。僕はスナチャもフィンテックもITの常識として知りつつ、畳の目に沿って掃除機をかけることも生活の常識として大事にしたいとあらためて思いました。
もし僕が今でも渋谷で残業しながら仕事終わりに六本木でテキーラを一気飲みしていたら、この観点は絶対に持てていなかったでしょう。
小さな常識を拾い集める生活を明日も続けて生きます。
さ、Amazonプライムでまどマギでも見てゴロゴロするか〜(雑なオチ