「移住はフィーリング」ってみんなが言う理由がわかってきた


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尾道生活もはや1ヶ月を過ぎ、それにともなう自分の変化に気がつきました。

そう、尾道の人たちって穏やかにマイペースで生活しているから、僕もそのペースが感染してきているんです。


下調べは意味がなかった

尾道にやってきた理由は単純で、移住を題材にしたエッセイ漫画「0円で空き家をもらって東京脱出!」を読んで「尾道楽しそうだなあ…」と思ったから。そんだけ。

で、漫画の作者のつるけんたろうさんが兼業で店長を務めているゲストハウス「あなごのねどこ」に僕も住み込んでいるというワケ。

尾道に来る前はもちろん、尾道について色々ネットやらなんやらで調べました。海と山があるとか、お寺がいっぱいあるとか、しまなみ海道でサイクリングだとか、空き家再生プロジェクトが盛んだとか。

でも、実際に住んでみて一番僕にインパクトを与えたのは「人が穏やかでマイペース」ということでした。そしてたちまちそのペースに飲まれて僕もマイペース化してきている。

どんだけ下手に下調べしたところで、実際にその場所で生活してみないとわからんもんですねえ。

やっぱり移住先探しはフィーリング

移住した人に「なんでここに住むことにしたんですか?」と聞くと、かなりの確率で「フィーリング」と回答されます。

ちゃんと答えてくれよ。と思ったもんですが、今ならそれも理解できます。

その土地に足を運んで、そこで生活の片鱗を感じて、人と接してみないと絶対にわからないことがあります。

ググったり本読んだりしただけでブッツケ本番で移住するのはかなりヤバいです。移住を考えている人は、急がず焦らず、じっくりと興味のある土地を巡ってみてください。

夢見ていた土地でも「違うなあ…」と思うことがあるはずなので、そういうところはフィーリング的に”ナシ”と切り捨てちゃってOKです。

0円で空き家をもらって東京脱出!
つるけんたろう
朝日新聞出版
2014-11-28


さ、ゲストハウスにあったワンピース(2〜16巻)でも読むか(雑なオチ